【負☆戦】2日目(2月27日)

ノルウェーは寒いとは聞いてはいたが、実はそんなに寒くない気がする。
むしろ先週までいた府中の方が寒いから不思議。

毎日雪は降りまくってますけどね。朝ユースを出ると、いつも新雪です。
僕は関東圏で生まれ育ったため雪が降ったらそりゃもう大喜びでした。
なので雪国で暮らしてーとか言っていましたが、訂正します。雪、めんどくさい!

夜外出取る時なんかは町の明かりと相まってめちゃめちゃ幻想的なんだが、溶けかけの雪マジで来たねーばっちーファッキンスノー。というわけでやっぱ雪はめんどいよ、という話です。


それではここからが本題です。
昨日ストリートで折り紙ボトルが売れたのに調子に乗った俺。そこで本日は一般の店舗に売り込みに行くことに。

そして結果は、というと....



全敗!


まあ、そりゃそうですよね。どこの馬の骨かも分からないアジア人がいきなり店にきて、
手塚治虫の漫画に出てくる原住民的な口調で書きますが、俺の英語レベルを考えるとこんなもん。多分。)
「オレ、ニホンノショウニン」
「オレノウリモノコレ、オリガミイウ、アナタシテマスカ?」
「コレハニホンノデントウテキナカミ」
「アンナコトヤコンナコトニツカエル」
「コレヲ、ココノミセデウラナイカ?」

いや、これは完全に断られるでしょ!
怪しすぎ!
不審すぎ!
飛び込み営業だし。

このままではマズイ。
同じように飛び込み営業をしていたとしても、売れることは絶対にないだろう。
もしそれで売れたとしても、それはラッキーであり、今後の役に立つとは思えない。
明日からどうするかを本当に考えなければ。

本日の営業で、営業の難しさを実感した(少し特殊な環境ではあるが)。
社長を初めとする会社の営業部の方々、大学の同期でMRの奴、大学の後輩でベンチャー企業でバイトして営業取ってた奴、今考えると皆すごい。
”会社は営業がいるから金を稼げるんだ”とか聞きますが、まさにそのとうり。重要なポジションですね。

さて、そんなわけで、今後は時間をフルに販売(路上販売+飛び込み営業)に使うのではなく、
考える時間も取ることにしよう。
ただ何も考えずに闇雲に突き進むのもいいが、頭も使った方がいい結果がえられるはずだ。



ちなみにどんな店に営業をしたかというと、書店(ノルウェーに文具屋は存在せず書店にある)、雑貨屋、手芸品展、おもちゃ屋、など計8件。

ここから得たことは
・チェーン店の場合は店に直で行ったとしてもどうしようもない。アイドンノーで追い払われるのが落ち
→自分は法人では無く個人。そして継続的に取引をしなく今ある折り紙を買え、と言っているのだから、チェーン店などにとっては邪魔者でしかない気がする。事前にメールなども考えたが、そもそも問題はそこでは無い気だする。
・折り紙を見せても、何だただの紙か、という反応
→これは説明、見せ方を考慮する必要あり。需用は極めて低し。営業のしがいがありすぎて困る。
・飛び込みで店に行くと、忙しい時は相手にしてくれない
→オフィスではなく店舗なのでこれまた邪魔者


簡単に今思ったことを書いただけでこれだけ。もっとたくさんあるな。それは後日別にまとめるとします。


ここで小話をすると、全部適当に回ったのではく、紹介された店なんかもあります。
ショッピングモールに入っている中国雑貨の店に日本の物も少し置いてあったんで、ためしに営業しに行ったら、意外にもちゃんと値段や使い方なども質問してくれた。他の店では笑顔で「そんなんいらねいよー」的な感じなのに。やはり同じアジア人として親切にしてくれたのかな?

結局その店もだめでしたが、別の高級紙店を教えてくれた!
さっそくそこに行こうとするが、道に迷う。
観光案内所に行くがそんなん知らんという(←あたりまえ)
そこでまた中国雑貨に店に戻り、今度は地図&店の外観の絵まで書いてもらう。
センキューチャイニーズ!お前ら最高だぜ!

そんなこんなで教えられた店に行くも玉砕。
まあ、しょうがない。

てなわけで、ドラクエみたいに、村人に話を聞いては違う町を訪れそこでボスと戦う、というのを現実世界でやったわけであります。実際やると疲れるもんだ。

それにしても、ノルウェーは実に多種多様な人種がいます。北欧系の白人はもちろん、欧米系、黒人、中東系、アフリカ系。しかし、アジア人は本当に少ない。というかほとんどいない。中国人はどこにでもいるとの話ですが、ここでは中国人もかなり少ない気がする。日本人な

明日は頭脳労働デイかな。
ではまた。


【本日学んだこと】←今日から開始
・事前調査は超大事。新規ビジネスの前には入念な調査を
・世の中一回目から上手くいくことはない。トライアンドゴーで。