【移動】6日目(3月2日)


昨日は寝台列車と言いましたが、2等車だったので普通のリクライニングシートに毛布がついただけでした、
という落ち。あんま眠らないまま朝の7時にトロンハイムに到着。

次は16時間後のボードー行きの列車を待つのみ!
長げー!というか街を見る限り何もない。オスロもかなりの田舎でしたが、ここはマジで半端ねえ。日本で言う箱根ぐらいだ。
売り込む店もなさそうだし、doinakaですよdoinaka。

まだ店はどこもやっていないので駅で今後の予定を立てることに。

今日に夜トロンハイムからボードーへ、そしてバスでナルヴィークという北極圏の街まで行き、そこから一気に
ストックホルムまで下ろうと考えていましたが...これをやるとノルウェーだけで8日を使ってしまうことになる。しかもトロンハイムでこの田舎さ。
これ以上北に行ったらやばいんじゃね?と思い始める。

まずいな〜これじゃ16日にパリ(帰国日時は決定している)にたどり着けそうにないぞ...

そこでふ時刻表を眺めていると、なんとこのトロンハイムからもストックホルム行きがあるではないか!
よし、これに乗るっきゃない!と思い立つが、よく見ると10分前に出発済み。しかも一日1本ときている。

うーむ、やはりストックホルムは無理か、と考えていると、なんと高速バスが20分後にあるではないか。
鉄道乗り放題のパスは持っているが、バスは有料。しかし迷う暇もなくストックホルム行きのバスに乗車。
運賃は日本円にしておよそ6500円ほど。まあしょうがない。

乗ってみるとバスの中が超広い!しかもバスの中は無線LANが使用可!流石IT先進国の北欧ですね。
そしてバスの客は俺一人。なんかものすごく赤字路線の気がします。

この人が運転手さん。いきなりバス止めて勝手にコンビニによったりします。流石。

あと気付いたのだけど、日本の長距離バスは例えば「東京→大阪」なら、その間はほとんど休憩以外では止まりませんが、
北欧のバスは一時間に一回ぐらいバス停に泊まります(トロンハイムストックホルム間は12時間)。要するに、普段街中で乗るバスの走行区間が100倍ぐらいに伸びたバスみたいなもんですかね。ちがうか?



この女の子は多分女子高生。ソロでスウェーデンの山奥でスノーボードをしにきた模様。
バスの乗り換え待ちの際に暇だから話していたが、自分の英語能力が低すぎてどうも不完全燃焼。
もっと英語勉強しとくんだったなー

そんなこんなで22時ごろにストックホルムに到着。
地球の歩き方には「ストックホルムとの出会いは感動的だ、針葉樹林と湖しかない中に忽然と近代都市が現れ〜」
とかなんとか書いてあり、ホントかよーと訝しがっていましたが、

本当でした!

これはかなり感動です。いになったら着くんだよー木ばっかじゃねーか!
と思っていたら、いきなりSFに出てきそうな近代都市が姿を現したのであります。
こんなカッコイイ都市があったとは...世界は広いな。
(イメージといてはFF7のオープニングです)


しかし、街についたはいいが、今日の宿は未定である。
さっきの女の子は宿が決まっているらしく颯爽と夜の街に消えてしまった。

この時間では当然観光案内所も閉まっているため、しかたなく地球の歩き方に載っているユースに向かうことに。

しかし、そのユースは24時間営業ではなかったらしくすでにクローズ。

めげずに次のユースに向かうがよく場所がわからん!駅でおばちゃんに聞いて
みると、どうやらこのユースもクローズらしい。しかし、このおばちゃんがデカいユースを知っているらしいのでそこへ行くことに。

地下鉄を乗り継ぎ目的の駅へ到着。時間は既に24時。ここで見つからなかったらヤバいな〜


しかし、全く見つからず!道には誰もいないし、困ったー
車もなければ人もいない。ここまで静かなものか↓


最終手段として空港で寝ようとするが、既に空港行きの電車は終了している。

どうしようもないのでストックホルム中央駅で寝ようと考え駅に行くが、鉄動の駅自体が閉まっていて入れねー!

やばい、やばい!これはマジでヤバいよ!凍死ですよ凍死!
凍死は免れたとしても、駅付近には浮浪者と酔っ払いとかしかいないしな。
普段から。まあ何とかなるさと考えて生きていますが、これはどうしたものか。何か名案はないものか。来たれ天啓。

あてもなく彷徨っていると、マックを発見!もしやここで、と考えるが営業時間は23時までの模様。
しかも警察官が店頭にいて怪しい奴をしょっ引いているし。


おや、警察?



これはもしやと思い警察に「ここいらにユースはないか?」と聞いてみると、「知っている。ちょっと待ってくれれば、車で運んでやるぜ!」とのこと。

よっしゃ!寝床をゲットだぜ!日本に警察にはあまりいいイメージを個人的には持っていませんが、ストックホルムの警察素晴らしすぎ!

しかもユースに着いたら、
「俺が聞いてきてやるから、お前はここで待ってろ」
とかいってくれちゃいます。しかも荷物まで持ってくれたりして。

いや実に感謝です。ありがとうございました。

※パトカーの後部座席より。さすがに警察官の方々は撮れなかった。