【事件】8日目(3月4日)
さあさあ、ついにやってきましたよデンマーク!コペンハーゲン!
ここも北欧に分類されますが、もう雪が降ることはあまりないらしく、道のわきに固まってるぐらいです。
さて、まずは町の情報を集めるために観光案内所に行きます。
ここで事件が起こります。
足元に鞄を置いてPCをいじっていると...
気付いたら鞄がない!
やられた!
これぞ置き引き!
マジで荷物がないぞ!
焦りまくって周りの人に聞くが、皆知らん様子。
幸いパスポートや財布などの貴重品は無事だったものの、
ビデオカメラや古い方のデジカメ、電子辞書、そして大事な大事な折り紙、あとは数々の生活を失ってしまった...
総額は10万とか余裕で超える気もするが、まあ、パスポートがあるだけましか...
なんとなく大使館に行くが、ここじゃなくて警察へ行けと言われる。
まあそりゃそうですよね。でも、もう少し優しくしてくれてもよいではないか!大使館門番のデンマーク人が一番優しかったぜ。
そして警察に行き紛失届を書いてもらう。俺の低レベルの英語力にむこうも呆れていたが、何とか届け出に成功。
にしてもちゃんと保険降りるかな〜?ビデオカメラなんて借り物だし(本当にすいません)、折り紙は2万円分ぐらい盗まれたんだけど、「折り紙2万円分盗まれました!」とかいって信じてくれる保険会社なんてあるのか?
まあ、今それを考えても仕方が無い。とりあえず今を生きることに専念しましょう。
その後は商品の無くなり、物を盗るられた悔しさから街をフラフラ放浪することに。
(これを書いているのはこの事件の二日後なので元気ですが、この時はかなり沈んでましたね)
ガイドブックとかはもっていなくて現地の地図のみだったので詳しいことはよく知りませんが、
この人魚は有名人らしい。
うーん、日本のそこらへんの公園にある銅像の方がイケてるような気が...
しかも説明がデンマーク語で読めん!
この国は北欧で3国目ですが、
ノルウェー(オスロ)はド田舎
スウェーデン(ストックホルム)は超近代都市ときて
デンマーク(コペンハーゲン)はおとぎの国のようです。
少し歩けば教会や大聖堂があり、町中のいたるところに銅像と噴水があります。
しかもどうやら法律である一定の高さ以上の建造物を建てることが禁止されているようなので、建物の高さがみな同じ。
そのため、非常に統一感があります。
街の様子↓
しかーし、街は非常に美しいのだが、またまた物価が高い!スウェーデンで少し下がって安心していたら、ここはノルウェー以上だ!
パンを買ってサンドイッチを作ろうにも1000円はかかる。
しかも食い物屋と服屋ばっかりでスーパーとかが全然無い。いったいここの人々はどうやってくらしているのだろう。
今日はユースでおとなしくするか。
盗まれた折り紙は持ってきた分の約3分1。
そしてノルウェーで売ったのも約約3分1。
そして残りは3分1です。
この3分1だけは何とか売りさばきミッションを達成しなければ!
というわけで失意の中、日本調理屋を探すことに。
ガイドブックを持っていれば簡単なのだが、それも盗まれてしまったのでこいつはかなり難しい。
観光案内所の人に無理を言って探してもらい、その情報をたよりに現地に人に道を聞きまくり何とか店を発見。
いざ入ってみるも、とても感じが悪い。
オーナーはこっちを見ているも動かずタバコをすったまま。
全く話をしてくれる感じではないですな。
ガイドブックには『店主が本当にいい人で、観光の情報や相談にものってくれる〜』とか書いてあったくせに。
まったく、あの本はやはり適当だな。
一応コペンハーゲンに日本専門店はあるかときてみるが、そんなもんは聞いたこともないとのこと。
それじゃあしょうがない、帰宅です。
帰路でスーパーに寄るが、物が高すぎてほとんど買えねー!
しかし、よく見たらビールだけは安いではないか!
ノルウェーとスウェーデンは酒を買える店が政府直営の店しかなく、値段も日本の2倍ほどするため飲めなかったが、
ここではビールだけ日本と同じレベルで買える。ここだけは素晴らしい。
また日本を出国する前に、僕の行きつけのラーメン屋である「山賊ラーメン」(個人的に府中では一番旨いと思っている。みんな行ってね。→HP:http://ramendb.supleks.jp/shop/10294)
のマスターが「なにかヨーロッパで困ったことがあったらいつでも連絡してくれ」と言ってくれたのでTellしてみることに。
置き引きのことを言うと「あ〜盗まれちゃったか。まあ、いい勉強になったでしょ。保険入ってるんだから金はなんとかなるよ」とのこと。
あら、意外に軽い感じ。なんか良くあることなのです。沈んでいたのが馬鹿みたいだぞ。
そして、保険か(実はこの時まで保険に入っていることを忘れていた)!
そして色々とアドバイスを受け元気が回復してくる。
このマスターはヨーロッパに住んでいたことがあるらしく、またヨーロッパに沢山友達もいるとのこと。
なんかすごいグローバルなラーメン屋さんですよね。
また、実はこの後社長とメールをしたのですが、社長も「いい経験してるねー」とのこと。
みんなこんな感じです。
というわけで、いい経験なのでしょう!
命は盗まれなかたったわけですし。
後は残った折り紙をどう売るかが問題だ。
しかし、この国には長居は無用。金がかかり過ぎる。明日の7時の電車でベルリンに向かいます。